真夜中の太陽の国 フィンランド 白夜を満喫するおすすめスポット7選をご紹介

フィンランドというとオーロラ、トナカイ、サンタクロース…と寒い冬に目が行きがちですが、豊かな自然を満喫できる夏のフィンランドも実は旅行にとてもおすすめのシーズンです。長くて寒い冬を過ごすフィンランド人にとって、太陽が沈まない夏場は情熱的にお祝いする季節。特にフィンランドの夏は、ヘルシンキでも23時頃まで日が落ちることがありません。

 

また、北部のラップランド地方では太陽は沈むことがない白夜の季節になります。夏が短い分、夜まで思いっきり遊ぶのがフィンランド流。夏場はそんな長い日の光を楽しむためのイベントも多く開催されます。そこで、Visit Finland(フィンランド政府観光局)は、夏のフィンランド旅行におすすめのスポットをご紹介します。日本では味わうことのできない沈まない太陽と、豊かな自然の中で「何もしない贅沢」を思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。

1.  ルカ・クーサモ:オウランカ国立公園でラフティング&トレッキング、サウナ体験

フィンランド北部の人気のリゾート、ルカ村の近くには、たくさんの自然公園があります。中でもオウランカ国立公園は、フィンランドを代表する国立公園です。夏には、カヌーで緩急に富んだ川でラフティングを楽しんだり、カルフンキエッロス(クマの道)と呼ばれる有名なトレッキングコースをたどるのがおすすめ。

 

また、この地域では、昔ながらのスモークサウナを含む様々なタイプのサウナや木造の豪華なサマーコテージでの滞在を楽しむこともできます。ルカ村はフィンランドの人が心に描く「夏の情景」をまさに体感できる場所なのです。さらにフォトジェニックな風景は、世界の写真好きも魅了します。空港があるクーサモへはヘルシンキから飛行機で1時間30分ほどで行けます。

2. オーランド諸島:群島を巡りながらスウェーデン語圏独特の文化に触れてみる

フィンランドの中にありながらスウェーデン語圏自治領であるオーランド諸島は、ヘルシンキから飛行機、あるいはヘルシンキ、トゥルクからフェリーで首都マリエハムンまで行くことができます。オーランド諸島には、約6,500の島が存在しますが、そのうち人が住んでいるのは、約60の島だけです。

 

おすすめはサイクリングでの群島巡り。美しい風景、平坦な道、そして、交通量の少なさ、と、オーランド諸島はまさにサイクリングにうってつけの場所です。橋やフェリーを利用して、島から島への移動も簡単です。20世紀に造られた木造の貨物船であるポンメルン号を覗いてみるのもよいでしょう。実は、このオーランド諸島が自治領として確立された背景については、当時国際連盟の事務次長であった新渡戸稲造が大きく関わっています。

3.ポルヴォーでかわいいもの探し、トーヴェ・ヤンソンゆかりの地を巡る

ポルヴォーはヘルシンキからバスで1時間ほどの木造のかわいいパステルの旧市街が広がる街です。木造のパステルの家々には、かわいいものがいっぱい。また、ポルヴォーは、ムーミンの生みの親として知られるトーヴェ・ヤンソンゆかりの地としても有名です。

トーヴェ・ヤンソンが夏の家として使用していたコテージがあるクルーブハルを初めとする島々で構成されるペッリンゲ諸島や、「ムーミンパパ海へ行く」の舞台になった場所と言われるショーデスコール島などの群島もポルヴォーの見どころのひとつ。群島の美しい自然を眺めたり、トーヴェがしていたようなコテージ・ライフを楽しみながらムーミンやトーヴェ・ヤンソンへ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

4. ヌークシオ国立公園でベリー摘み

首都ヘルシンキから約1時間で行くことができるヌークシオ国立公園は、ヘルシンキ市民の憩いの場です。夏場は、ベリー摘みがおすすめ。フィンランドのベリーは白夜によって夏の長い日の光に照らされて、とても栄養価が高いのが特徴。また、ベリーの種類もブルーベリー、クランベリー、クラウドベリー、リンゴンベリー(コケモモ)と様々な種類があります。

フィンランドには、自然享受権があり、森の中を自由に歩いて、ベリーやきのこといった森の幸を楽しむ権利が誰にもあります。ベリー摘みでは、そんな自然と共に生きるフィンランド人の生き方を垣間見ることができるでしょう。また、8月26日は、12月6日のフィンランド独立100周年までちょうど100日を記念したネイチャー・デイが開催されます(ネイチャー・デイ自体は2017年中4回開催されます)。

5. セウラサーリの夏至祭で恋愛力がアップ?

夏至祭(ユハンヌス)は、フィンランドの人にとって大切な祝日の一つで、盛大にお祝いをします。今年は、イブである6/23、6/24が夏至祭の祝日です。セウラサーリは、ヘルシンキ郊外に浮かぶ島の一つで、夏の間のみ、野外博物館となっています。伝統的な木造建築の建物がフィンランド各地から移築されており、レトロな雰囲気と自然を楽しむことができます。夏至祭の日には、コッコと呼ばれる松明が焚かれ、民族衣装を着た人々が伝統音楽を演奏したり、ダンスを楽しむことができます。

また、夏至祭には、恋や結婚にまつわるおまじないがたくさんあり、結婚式が多く行われる日でもあります。未婚の若い女性が7つの花を集めて夏至の夜に枕の下に置いて寝ると、夢に未来のフィアンセが現れる、という白夜にまつわる言い伝えが昔から信じられています。恋愛力アップも兼ねてこの特別な日にフィンランドを訪れてみるのはいかがでしょうか。

6. サヴォンリンナの古城でオペラ鑑賞、クルーズ体験、アザラシ・ウォッチング

サヴォンリンナは、ヘルシンキから北東へ電車で4時間ほどの場所にある湖水地方にある街です。見どころは、街のシンボルとなっているオラヴィ城。そして、夏の間にこの中世のお城で1ヶ月間開かれるオペラ・フェスティバルは、フィンランドのみならず世界中で有名です。20世紀初めにフィンランドのナショナリズムの高まりと共に始まったオペラ・フェスティバルは、戦争などにより、50年ほど中断されていましたが、1967年から再開され、現在も多くの人々を惹きつけて止みません。

また、夏場はサイマー湖のクルージングもおすすめ。沈まない太陽に照らされるオラヴィ城を湖から眺めることができます。さらに、サイマー湖には、絶滅危惧種であるサイマーワモンアザラシが生息しています。運が良ければ、かわいらしいアザラシに出会えるかもしれません。

7. コリ国立公園、フィンランド人の心の故郷を訪れてみる

ロシア国境にほど近いフィンランド東部カレリア地方にあるコリは、フィンランドの人にとってのいわば「心の故郷」と言える場所です。ウッコ・コリの丘の上からピエリネン湖を臨む光景は、まさに日本人にとっての「富士山」のような光景。ごつごつとした岩肌、針葉樹の木々、その合間に見える美しい湖とそこに浮かぶ島々。これらの光景は多くの芸術家にインスピレーションを与えてきました。

フィンランドを代表する作曲家であるシベリウスの交響詩「フィンランディア」もまた、ここカレリア地方を題材としています。フィンランドの国民的叙事詩であるカレワラもこのカレリア地方の伝承をルーツとしています。フィンランド語で書かれたカレワラは、フィンランド人のアイデンティティーの形成にも大きな影響を与えたと言われています。フィンランド独立100周年を迎える今年、フィンランドらしさを求めて旅に出てみてはいかがでしょうか。フィンランドのソウルフードとも言えるカレリア・パイにもぜひトライしてみてください。

【出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000017830.html