FABB WOMEN#04:齋藤麻実さん「 悩めるママたちを応援したい!」

出産後、職場復帰した体験から、「子育て中の女性を応援したい」と2015年にキャリアカウンセラー資格を取得した千曲市の齋藤麻実さん。

7歳、5歳、3歳の子育て中のママでもあります。

仕事と家庭のバランスを考えて働き方を変えていった経験について聞きました。

齋藤麻実さん

――キャリアカウンセラーとして、どういうお仕事をしていますか?

長野市にある専門学校「21ルネサンス学院」で行われる職業訓練の受講者に、これからの働き方の方向性を考えていただくお手伝いをするキャリアカウンセリングをしています。

ペース的には、1日4時間、週3~4日くらい。

私にとってはちょうどいいくらいです。

ちょこちょこ他の在宅ワークもしています。

 

時短勤務で感じた限界

――今のお仕事を始める前は、一般企業の正社員で事務職をしていたそうですね?

育休をとった社員はそれまでいなくて私が初めてでしたが、仕事を辞めることは考えてなかったですね。

育休をとって職場復帰することで、後に続く女性社員が仕事を続けやすい空気をつくろうと思いました。

上2人の出産後は時短勤務をさせてもらいました。

特に、3人目の妊娠中はつわりが辛かったのですが、時短のおかげで乗り切りました。

ただ、時短だと会社が忙しいときも残業できないし、人の役に立てている感じがしなくて嫌でした。

「すみません」といつも謝りどおしで、出産前のように働けない自分を受け入れられませんでした。

 

時短で働く自分を受け入れられなかったという齋藤さん。

現在3歳になる3番目のお子さんが生後10ヶ月のときにフルタイムで職場復帰をしました。

  

――時短とフルタイムとでは、毎日の生活がかなり変わりましたか?

単純に、生活が回りませんでしたね(笑)

仕事量と比例して仕事への責任も重くなって、頭の中が仕事でいっぱいになって止められなくなりました。

それが家庭にまで食い込んできてしまって…子どもたちに余裕を持って接することができなくなりました。

そうなってくると負のスパイラルです。

限界を感じて、復帰から1年半弱で退職して今に至ります。

 

働くママたちのモヤモヤを解消したい

――旦那さんは、どのようにサポートしてくれましたか?

保育園の送迎や寝かしつけなど頼めば何でもやってくれたのですが、私もいっぱいいっぱいで頼むしかない状況で無理をさせてしまったなと思います。

 

――企業での事務職からキャリアカウンセラーにジョブチェンジしたのはどうしてですか?

3人目の育休中にキャリアカウンセラーの勉強をはじめました。

会社で初の育休取得者でもあり、県外出身なので身近に気軽に相談できる人もいなかったので、ずっと孤独感がありました。

仕事と家庭の両立で頭がいっぱいで抱えているモヤモヤを出せずに働き続けている私と同じようなママたちがたくさんいると思います。

私は、たまったモヤモヤをSNSで吐き出して、「大丈夫だよ」とリアクションしてもらうことで解消していましたが、そんな仲間づくりの場づくりをリアルな世界でやりたいと思ってはじめました。

働くママたちが悩むに向き合い自分を振り返る時間を持つことは大切なことだと思います。

将来なりたい自分の姿を具体的にイメージするのに役立つツール「ドリームマップ」をつくる講座を自宅で開催する齋藤さん(一番左)

自由な働き方で広がった世界

――今は仕事と家庭のバランスはどうですか?

今年、長男が小学校に入学しましたが、集団登校や宿題などでつまづいてしまいました。

でも、必要なタイミングでスクールカウンセラーに相談したり、子どもの不安な気持ちに寄り添うことができたので、今は家でも学校でも落ち着いて過ごせています。

保育園児の弟や妹よりも先に下校してくるので、自分だけのママを堪能してうれしそうです(笑)

以前は正社員でないとダメだと思いこんでいましたが、時間に余裕ができていろいろな働き方をしている方と出会い、働くことへの考え方に広がりができました。

正社員時代と比べて、収入面の不安はありますが…仕事と家事と自分の時間のバランスがとれて、日々の満足度は上がりましたね。

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