こんにちは。
今回は少し前に流行ったウイルスのお話です。
日本郵政を騙った悪質なウィルス
2016年3月頭くらいから国内でも流行っていたウィルスがありました。
その名も「ROVNIX」。
主にネットバンキングを狙ったウィルスです。
(※リンク:トレンドマイクロセキュリティブログ:「狙いは国内ネットバンキング、日本郵政を騙るマルウェアスパムが拡散」)
各国の大手配送業者を騙り添付ファイルを実行させる手法がとられていることが多く、日本国内では「日本郵政」を装ったメールが使われていました。
セキュリティ関連のプロセスを止められてしまったりなど、色々と厄介なのですが、一番厄介なのはWindows起動前のブートセクター領域に感染するという部分です。
普通にリカバリをしても駆除できない。
万全を期すのであれば
1.LiveCDなどの別システムから当該ブートセクター領域(時間があればHDD全体)を消去
2.PC購入時(もしくは確実に未感染な時期)に作成したリカバリディスクからリカバリ
が無難かと。これを駆除と言うかどうかはなんともですが・・・。
というか、HDD自体を替えちゃったほうが作業的には楽なレベル。
昔からブートセクタ感染のウィルスはありましたが、今回のは結構流行った様子。
感染者からは「郵政からだったから開いた」という声が多いようですが、郵政からでもどこからでも、添付ファイルを無警戒に実行してはいけません。
TVだってウィルス感染する時代です。
上記はPCのお話でしたが、今度はTVのお話。
いや、TVです。TV。
最近のTV、中にAndroid入っているのがあるんですよね。スマートTVとかなんとか。
そういったTV自体または環境のセキュリティ甘かったりすると、、、こうなります。
(※リンク:トレンドマイクロセキュリティブログ:モバイル向けランサムウェア「FLocker」、スマートテレビにも影響
TVの画面です、これ。こんなの出てきたらビビります。
感染しちゃったら普通は個人での対処は困難でしょう。メーカー修理直行です。
スマート家電のセキュリティについてはIoT関連の話が出るたびに言われますが、便利さとトレードオフの大問題ですね。
「じゃぁ、TVにセキュリティソフト入れる!」なんてこともユーザー側では難しいですし、メーカーさん側で対策を頑張ってもらうのと、そもそもウィルスが活動できない環境をユーザーが構築、保守しないといけませんね。
今回はここまで
何かの対策というよりはただの紹介記事のようになってしまいました。
また次回も宜しくお願いします。
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