色も形も豊富にある付箋。
みなさんはどんな使い方をしていますか?
やることを書いたり、電話の内容を伝えたり、ビジネスで使う方が多いのではないでしょうか。
付箋の最大のメリットは、見えない思考を「見える化」できること。さらに、張り直しができるのでからまった思考を整理するときに便利です。
そこで、仕事でも子育てにも使える付箋を使った思考整理のコツを紹介します。
付箋を使えば優先順位が見えてくる!
やることが沢山あって、頭の中がもやもやする。
次から次へと重要案件が飛び込んでくるのでどれから手を付けていいのかわからない。
子どもがいると園や学校の行事がいっぱいで、家事をする余裕がない。
沢山の仕事を抱えていたり、家事と育児に追われている場合は、やらなくてもいいことを先にやったり、大事な用事を忘れたりします。「時間がない!」と感じたときは、やることに優先順位をつけるましょう。
その1 付箋に書き出します。
まずは頭に浮かんだ言葉を書きだします。
このときに大事なのは「何も考えずに書く」です。
仕事のこと、家のこと、子どものこと、区別も優先順位をつけずに思いつくまま書きだします。例えば「ゴミ袋を買う」というような「こんなこと書いてもいいのかな」と思うようなことも書き出します。
その2 書き出した付箋をまとめます。
書き出した付箋を分けます。
似ている項目をまとめるだけで、「仕事」 「家事」 「子ども」のようになんとなく分けられます。
グループ分けした付箋の数で、どこに重点を置いているのかも見えます。グループ毎に付箋を見比べて、明らかに「やらなくてOK」があったら省きます。
その3 マトリクスを使って優先順位を出します。
A4の紙に縦軸と横軸でマトリクスを作成して、付箋を該当するスペースに貼り付けます。
軸は「緊急/緊急ではない」×「重要/重要ではない」が基本ですが、自分に合った軸を決めるとイメージしやすいです。仕事の効率を考えると「好き/嫌い」×「得意/苦手」のような軸がおすすめです。
好きで得意なことは取り掛かりやすいですよね。
嫌いで苦手なことは「得意な人に頼む」という選択肢も出てきます。
マトリクスを使って見える化することで仕事の優先順位が付けられます。どの仕事から手をつければいいかわからずに悩んでいる時間は、もったいないですよね。マトリクスを壁に貼っておけば、家族の協力を得やすいかも。
付箋を使えば読書感想文もすらすら書ける!
夏休みの宿題の定番と言えば読書感想文ではないでしょうか。
子どもだけに任せていると「桃太郎を読みました。桃太郎が鬼退治に行きました。勝ちました。よかったです。」で終わっている場合もあります。
書き直すのを嫌がったり、何を書いていいのかわからずに聞いてきた場合は、付箋を使うと便利です。
その1 付箋を貼る
桃太郎のような短い文章では必要ありませんが、難しい本や長い本を読んでいる場合は、読んでいる最中に付箋で印をつけます。貼る場所は
- 登場人物が初めて出たところ
- 印象に残った場面
- 話が変わった場所
などです。印象に残った場面にはその時に思ったことをメモしておくと後で便利です。
その2 書き出す
付箋に登場人物を書き出します。おじいさん、おばあさん、桃太郎、きじ、さる、いぬ、鬼など一枚に1人づつ書きます。次に、印象に残った出来事を書き出します。例えば「桃から生まれた」「きび団子をあげて仲間を増やした」「鬼と戦った」など、印象に残った場面や場所も書き出します。
最後に感想を書き出します。「すごくよかった」「勝ってうれしい」などひと言でもOK。
その3 付箋を並べる
誰が、どこで、何をして、どう思ったのか、を並べます。
このときに感想の書かれている付箋を見ながら質問してあげると、子どもから言葉を引き出せるので文章が膨らみます。
「びっくりした」
→ 「何にびっくりしたの?」
桃から生まれてびっくりした。元気な赤ちゃんでよかった。
「すごかった」
→ 「何がすごかった?」
鬼と戦ってすごい。私は村人のためでも鬼と戦うのは怖い。
「仲間が増えてよかった」
→ 「自分ならどうする?」
仲間にはなりたいけどきび団子は嫌。お菓子が貰えるなら仲間になる。
原稿用紙に書く
準備ができたら原稿用紙に書きます。
まず始めは、本を選んだきっかけを書きます。次に、どのような内容の本なのかを簡単にまとめます。登場人物の紹介もここで書きます。
次に付箋を使って並べた文章を書きます。
最後は本を読み終えた感想を書きていきます。
本を読んで気づいたこと、感じたことなど、今後の生活に活かしていきたいと言うようなまとめ方をします。
まとめ
便利な付箋ですが、剝がれてなくなったり、TODOを書き出すまではできても整理する時間がとれないなどの弱点もあります。
そんなときにおすすめなアプリがPost-it® Plusです。ポストイットを撮影するだけで書いてあるポストイットをそのまま保存してくれます。保存されたポストイットは自由に動かしたり、グループ分けしたりできるので、移動中に思考を整理することができます。書き出しやシェアもできるので便利です。