家事に、仕事に、育児に追われ、目まぐるしい日々を送っている皆さん!
実はちょっとしたことをするだけで、自然に改善点が見つかり、生活に余裕が生まれる方法があるといったらどうしますか?
小さな子供が2人いる私にも効果があった方法ですので、皆さんの状況に合わせて、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
時間管理の重要性
当初、私は3歳と1歳の男の子を持つ専業主婦でした。子供が1人の頃はまだ余裕がありましたが、2人になって状況は一変。夫や実家の協力を得られなかったこともあり、慣れない育児と家事だけで精一杯で、自分の時間はほとんどありませんでした。
ですが、次男が1歳を過ぎた頃、在宅ワーカー養成講座を受講し、クラウドソーシングサイトを利用して在宅ワークを開始しました。
しかし、1日数時間の作業時間さえ、思うように捻出できません。睡眠時間を削り、気合で乗り切ろうとしても、限界がありました。
また、思うようにいかない苛立ちを家族にぶつけ、夫婦仲も悪くなる一方でした。
子供たちも情緒不安的になり、かんしゃくを起こしたり、必要以上に甘えてきたりするようになりました。
そこでやっと、「このままではいけない。もっと時間を有効に使わないと」と思うようになりました。
パートや会社勤務と違い、在宅ワークはだれも仕事の時間を決めてくれませんし、注意もしてくれません。だからこそ、自分で時間を管理することが重要なことに気づいたのです。
時間管理のために試したこと
最初に試した方法は、手帳を使った時間管理術でした。
しかし、1日のスケジュールを立てても、子供は思うようには動きません。ただイライラして落ち込むだけでした。
次に試した方法は、子供と一緒に夜9時ごろに寝て午前3時ごろに起きるという「朝活」でした。しかし、長男はなかなか寝てくれません。なんとか朝3時に起きても、今度は次男が添い寝していないと起きてしまいます。何もできない日々が続きました。
続いて試してみた方法が、 時間の記録を取るという方法でした。
専用のアプリなどもあるようですが、私は手元にあったノートに、いつ、どのようなことに時間を使っているかを簡単に書き出し、一緒に家族の行動も記録しました。
記録してみて見えてきた改善点
1. 現実が見えた
実際に1週間ほど記録してみて最初に感じたのは、食事や入浴などの生活にかかる時間、それから家事に予想以上の時間がかかっていることでした。
また、自宅での作業は誘惑が多く、子供が寝た後など、せっかく自由な時間ができても、仕事以外のことに手を出してしまい、ダラダラと過ごしていることにも気づきました。
2. 必要な時間やベストなタイミングがわかった
それぞれの家事や雑用にかかる所要時間を把握できました。
そこで、やりたいこと、やらなくてはいけないことをすべてふせんに書き出し、1日の記録を見ながら、最適なタイミングを考え、すきま時間を見つけてやるようにしました。
また、それぞれのふせんを見て、本当に自分がやる必要があるかについても、考えるようになりました。
その結果、子供が起きている時間に最低限の家事を終わらせ、子供が寝ている時間のうち数時間を仕事にあてることができるようになりました。
3. メリハリがつき、機嫌良く過ごせるようになった
これまで仕事も家事もダラダラと進めていましたが、時間を測ることによって、それぞれの作業に集中できるようになりました。
また、「しっかり休んで体調を整えることも仕事のうち」という友人からのアドバイスに納得し、休憩や睡眠もしっかり取るようになりました。
そして、子供といるときは、ノートパソコンやスマートフォンから離れ、しっかりと向き合うようにしました。
その結果、私もイライラすることが減って、子供の情緒も安定し、笑顔でいられる時間が増えました。
まとめ
子供が小さく、臨機応変な対応が求められるこの時期、私に合っていた時間管理方法が時間の記録でした。時間を記録することで、時間とその使い方を意識し、いろいろな気づきを得ることができました。
現在、私は夫の仕事を手伝いつつ、クラウドソーシングサイトのタスク案件を中心に、1日2~3時間は仕事をしています。
また、自分一人の改善だけでは限度があることに気づき、一時保育の利用も始めました。今後、食器洗い機や洗濯乾燥機なども導入していく予定です。
時間の記録は、だれにでも手軽にすぐに行うことができる時間管理術です。1日分の記録をつけるだけでも効果がありますので、ぜひ皆さんも気軽に始めてみてくださいね。
参考書籍